最近気に入ってる漫画3選

 4〜5月中は、学振の申請書作りにほとんどの時間を費やしていました。詳細は以下。

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 申請書作成では、大量の文章(〜3000字×4項目)を、ものすごく練りに練った濃い密度で書かなければいけなかったので、エネルギーを使いました。このため、作業を一旦止めて頭を休ませる時間が必要で、その時に読んでいた漫画が面白かったので、紹介します。

 

「阿・吽」(作者:おかざき真里

 平安時代の僧侶である最澄空海の物語。歴史は、教科書だと年号・単語の羅列で面白さがよく分からないけれど、漫画にした途端面白くなるので不思議です。多分、ある人物の歴史を事象の羅列として捉えるのでなく、人間ドラマとして描くから面白いんだと思っています。「阿・吽」を読むと、最澄空海の動きや心情がありありと感じられて、正直お坊さんの話をここまで面白く、かつ魅力的に描けることに感動しました。

 さらに作者の描く絵が美しい。特に最澄が湖で瞑想するシーンは、作者の気合いが伝わってきて、ほれぼれと見入ってしまいます。他にも、最澄空海が2人で読経する場面など、絵に熱のこもったコマがたくさんあるので、ぜひ見ていただきたいです。

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僕のヒーローアカデミア」(作者:堀越耕平
 「個性」という特殊能力を人間が持つ超常社会で、主人公緑谷出久がヒーローを目指して成長する物語。主人公たちは雄英高校という高校に通っていて、ヒーローになるための教育を受けています。カリキュラムの名目だけ見ると商業高校や専門学校にありそうな感じですが(授業、実習、インターン、資格取得試験など)、各人の特殊能力とヒーローの要素を加えることでジャンプっぽい派手でアツい漫画になっています。作者が楽しんで描いているのがすぐに分かるくらい、話と絵がノリノリです。筆がノってる漫画は見てて楽しいです。

 もともとアニメが面白くて読み始めました。アニメは今2期で体育祭編をやっています。余談ですが、この体育祭も、成績が良ければインターンのオファーが来やすい、とかで専門学校みたいなんですよね。アニメの方が原作より凝ってる部分もちょこちょこあって、個人的には騎馬戦での常闇くんの活躍はアニメで見た方がわくわくしました。動きが多い漫画なので、アニメも見応えがあっておすすめです。

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「王様たちのヴァイキング」(作:さだやす、ストーリー協力:深見真

 高校中退、コンビニバイトは即クビの社会能力ゼロな主人公是枝一希が持つ唯一の特技はハッキング。そんな彼の才能にエンジェル投資家坂井が目をつけ、2人でITの世界に革命を起こす!みたいな話です。ちなみにエンジェル投資家とは、個人で企業に投資する投資家のことで、実際に存在するらしいです。

 プログラミングやっている人には「わかる〜!」と言われそうな話や小ネタが随所に詰まっていて嬉しいし(巻末に解説もあります)、ストーリーはいたって王道なので、ITに関して馴染みのない人でも楽しめると思います。話の中では、主人公が様々な問題(主にサイバー攻撃)をハッキングで解決していくのですが、最新の11〜12巻では、かつて敵だったクラッカー達と共闘して問題解決を目指す胸熱な展開になっています。早く続きが読みたいです。

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 今回紹介した漫画に気になるものがあれば嬉しいです。ぜひ一度読んでみてください。

the HIATUSってバンド知ってます?

 日本のロックバンドって数えきれない程いるけど、その中でもおすすめしたいのがthe HIATUSです。メンバーは男性5人で平均年齢40近く。年齢が同じくらいのロックバンド(ex.バンプアジカン)に比べて知名度は低いでしょうが、曲の1つ1つが超いいんですよ! 

 とりあえず、この3曲を聴いてほしいです。

「Superblock」

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 おしゃれですよね〜。

 

「Bonfire」

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 キーボードとドラムの演奏技術が本当に高いです。

 

「Thirst」

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 個人的に好きな1曲です。ドラムが全体的にかっこいいです。

 

 とにかく演奏が上手い。日本のバンドの中でも特に演奏技術が高いバンドだと思います。ドラムがしっかりしているので、ノリやすいです。

 しかも、歌が演奏に全然負けてないんです。ボーカルがすごくパワーのある声・歌い方で歌ってくれるんですよ。ちなみに歌詞はほぼ英語です。ボーカルは日本人ですが、アメリカに滞在してたらしく発音に不自然さは感じられません。

 

 紹介したのは3曲だけですが、他にも曲はたくさんあります。もっと聴きたいと思ってくれたら、まずはAlbum「Keeper Of The Flame」「Hands Of Gravity」を聴いてみてください!以上、個人的に好きなバンドの宣伝記事でした。

 

 

 

学振を 出さない理由が 特にない(五七五)から、出してみたらという話

 「学振」。大学院生が博士課程に進むのなら、聞いたことがあるはずです。学振とは簡単に言うと、研究者の卵として前途ある学生に100万近くの研究費+月20万の生活費をあげる、という制度です。ほとんどの院生は日々の生活で月20万なんて稼げないので、学振に採用されることを目指して選考書類(申請書)を書くわけです。もちろん強制ではないので、申請書を提出する人もいれば、提出しない人もいます。

 

 今回、自分は、来年から博士課程ということで応募が可能になり申請書を提出しました。申請書を書いてみて、やっぱり「出した方がいい」と思ったいきさつを体験記とともにまとめていきます。

 

 3月、申請書の応募が始まりました。締め切りは所属大学ごとに異なるのですが、私の場合5月の中旬ぐらいでした。書類のフォーマットを見て何を書くか考えていたものの、一ヶ月が出張やらであっという間に過ぎてしまい、当然、申請書は真っ白のまま。

 

 4月に入り、1日から申請書作成を本格的に始めました。一週間過ぎたところで、学振にすでに採用されている先輩と話をして、「4月1日に完成して添削してもらわないとダメでしょ」と言われ、結構焦りました。

 

 焦りがピークに達した4月15日・16日の土日は本っ当に辛かったです。どれだけ考えても文章がいいと思えない。書く内容が埋まらない。そもそも何を書いたら正しいのかわからない。何もうまくいかず、「自分って本当にダメなんだ」と自己否定の極みでした。キーボードを触っていると指が腐っていくような気分になるし、申請書のWordファイルを見るたびに気分が悪くなりました。

 

 助けを求める意味も込めて、自分の中で30点くらいの申請書を教授に見てもらいました。当初は完成したものを見てもらおうと思っていたのですが、時間的にも精神的にも余裕がなくなっていました。教授には、「申請書作成を頭が拒否しているのが文章からわかるので、一回休んでください」と言われました。まあ、とてもひどい内容だったことは明らかです。ただ、しんどい状態を分かってもらえたので、気が楽になりました。簡単に文章の流れを相談し、一週間頭を休めると、自分の研究に対する視野が狭まっていたことに気づき、書くべきことが増え、内容が埋まらない、ということは無くなりました。

 

 書くことが明確になると形になるのは早くて、2週間くらいで7割方完成しました。そのときすでに4月30日で、締め切りまで10日くらいしかなかったけれど、添削をお願いし始めました。学生、先生含めとにかく本当にたくさんの人に見てもらって、15人くらいからコメントをもらいました。コメントをもとにGWも直し→添削→直しを繰り返して、最後に暗記できそうなくらい見直して、提出。しばらくは燃え尽きてぼーっとしていました。

 

 約1か月間本当に大変でしたが、学んだことは多かったです。まず、自分の研究について背景や意義も含めて、ちゃんと体系的に理解することができました。研究に対する自分の思考がまとまったように思います。技術的な面では、言いたいことを伝えられる文章が書けるようになりました。

 これって、研究者が研究するために当たり前の思考と技術だと思うんですよね。確かに申請書作成は時間が取られるし、その間本分の研究は進みません。でも、研究者は研究ができる、だけではなくて、自分で研究費が取れることも必要になってきます。学生のうちは所属研究室のボスがお金を取ってきてくれるけど、自分の研究資金は自分で工面しなければなりません。学振を出すことでその経験がいち早くできると思います。

 だから、月20万もらいたいかそうでないかで学振応募を決めるんじゃなくて、後々必要な能力を鍛える上で取り組んでみたらどうでしょうか。先人の「学振出せ」という言葉もそういう意味が入っているのかなあ、と。だいたい、お金なんて大方の博士学生は困ってないし、稼ごうと思ったら学振以外にも方法はあります。きちんと文章をかけてきたら、直すのも楽しくなってくるし、やってみたらいかがですか、学振。

 

 

 

京都のIT系学生コミュニティCAMPHOR-に入ったよ

プログラミングって周りにプログラミングできる人がいる方がいいんですよ、って話。

 

自分は生物専攻でシミュレーションを使うからプログラミングをやっているだけなので、周りにプログラミングできる人がほとんどいないんですよ。で、プログラミングについて話したり、一緒にものづくりできる人がいないかなぁとコミュニティを探し始めたのが今年の1月。

 

関西にはコミュニティが幾つかあったんですけど、自分がコミュニティ選びで気にしたのは以下の点。

1. 対面で会える(ネットでしか繋がっていないコミュニティがあった)

2. スキルがあまり問われない(できる人しか集まっていないと行きづらい)

 

以上の条件をCAMPHOR-は満たしていて、なおかつ良いと思ったのは人によって扱う言語が違っていて多様性があったところ。個人的に言語は場面によって使い分けたいので、違う言語やりたくなった時に質問しやすい。あと、入る時にスキルを問わない割に、CAMPHOR-は集まっている人のレベルが本当に高い。

 

プログラミングは自習することと分からないことはまず検索することが前提だとは思うけど、今の自分じゃ解けそうもないこと、検索するとっかかりが分からないことに関しては素直に質問した方が効率はいいはず。近くに聞ける人がいると問題もサクサク解決して開発に対するストレスも軽減される。これがネットだけの繋がりだと、質問して答えが返ってくるラグと検索で答えが見つかる時間は多分同じかそれ以上で、コミュニティに所属するメリットはあんまりない気がする。

 

現状通い始めて3か月以上経ってみて、プログラミングに関して一人で悩む時間も減ったし、たくさんの人から情報をもらえて開発意欲が高まっています。せっかくメンバーになったので、今後はCAMPHOR-の人たちと何か一緒に作りたい。どこかのコミュニティに属すると、継続的にみんなでものづくりがしやすいのも良いところだと思います。皆さんも、近くにコミュニティがあったら一度見学に行ってみるといいかもしれません。

 

藤原竜也主演のドラマ原作、湊かなえ「リバース」を読んだ

本屋で見つけて何気なく買ってみた湊かなえの「リバース」。最近ドラマ化されているようで藤原竜也戸田恵梨香が表紙に載っています。

 

湊かなえは「告白」と「夜行観覧車」しか読んだことがなくて、「リバース」も結末が後味悪いのかなと読む前は予想していました。読んでみたらそうでもなかったんですけど。

 

とりあえず主人公の深瀬和久という人物の台詞・挙動が全部藤原竜也で想像できてしまいました。藤原竜也のキャスティングは正解だと思います。やっぱあの人挙動不審で気弱な役がハマるんですかね。

 

物語としては全体のうち3/4くらい来たところで山場が2つあって、最後の5ページくらいでこれまでの話を伏線としてまとめられた印象でした。ストーリーの立て方は前も感じてたけどやっぱり上手い。昔は単純な勧善懲悪や恋愛をテーマにした小説の方をよく読んでましたけど、ストーリーの練られ具合はミステリの方がよく考えられている気がして、最近はミステリ面白くて好きです。あと、「リバース」は最後主人公が一連の物事に対して結論を出すんですけど、その結論に対して個人的には「そうじゃないんじゃないか」と思うところもあって。結末に対してどう思うか誰かと意見を交わしたいです。読後に何か、しこりみたいなものが残って誰かと後で話せるところはミステリの楽しみではないでしょうか。

 

現在ドラマは2話ぐらいまで放送されているようなので、今週から見てみょうかな。小説を読んだ限り藤原竜也が絶叫するシーンがあまりなさそうなので、それは残念。ドラマオリジナルに期待。

 

Freakoutのエンジニアから聞いた話で共感したこと

 ネットの広告って自分の興味に関連した広告が頻出するようになってますよね。その仕組みは機械学習だと思うんですけど、機械学習ってネット広告では実際どういう風に使われているのか分からない。そんなとき、こんなイベントがあったので参加してみました。

camphor.connpass.com

 

 イベントでは、フリークアウトが製作し売り出しているDSPとは何か、と機械学習をどう使っているのか、の2点についてお聞きしました。

 

 DSP(Demand Side Platform)とは、広告を出したい人が効率よく広告を打ち出せるサービスです。そもそも広告は、広告を出したい人が、広告の枠を持っている人から枠を買って表示されています。広告をたくさん出したければ、それだけ取引数は増えます。けれど、膨大な数の取引をいちいち自力でやっていたら時間とコストがかかる。この取引を自動化するシステムがDSPです。

 

 もう少し取引について詳しく言うと、広告枠は広告を出したい人の中で競りにかけられます。広告を出したい人からすれば、できるだけ安い値段で競りに勝ちたいわけです。入札価格は、広告のクリック率に比例します。つまり、クリック率を正確に予測できれば、適正な値段で競りに勝つことができます。このクリック率の予測に機械学習が使われています。

 

 技術系の話も面白かったのですが、自分が一番共感したのはプログラムの設計・改善において指標を数値として表示させることです。数値化できていないとプログラムの改善しようがないと聞いて、プログラムにしても自分の専攻の生物実験にしても、指標を定量化する必要性は共通で、次何をすればいいのか決める上で重要だと感じました。

 

 機械学習は今IT系企業の説明会に行けば必ず聞く言葉で、自分もちょっと勉強しようかな、と思いました。また機械学習関連で記事を書くかもしれません。それでは、短いですが今日はこんな感じで。

DLA (Diffusion Limited Aggregation)をProcessingで作ってみた

この前生物系の会議に参加して、DLA(Diffusion Limited Aggregation)が面白そうだったのでプログラム組んでみました。

 

そもそもDLA(Diffusion Limited Aggregation)とは、パターン形成モデルの1つです。日本語では拡散律速凝集と呼ばれています。ルールは、ランダムウォークしている拡散粒子が種粒子と接触すると、その粒子も種粒子となり移動をやめて位置を固定されるというもの。図にすると、こんな感じ。

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ランダムウォークと衝突判定さえ設定できれば実装できるのでやってみました。

Processingのソースコードはこんな感じ。動かすとどんなパターンができるのでしょうか?

DLAprogram

もう少し説明を後で書き足そうと思います。パターンができるのがちょっと遅いので改善したい・・・ソースコードに指摘があれば教えてください!