時間を有効活用したいあなたへ贈る、ビジネスメールの書き方

この記事はCAMPHOR- Advent Calendar 2017 6日目の記事です。

はじめに

メールを書く時間が短くなれば、その分好きなことができる

お久しぶりです、skstmrty(@marty1martie)です。 大阪大学で大学院生として研究する傍ら、今年の4月からIT系学生コミュニティCAMPHOR-で運営メンバーとして活動しています(経緯はこちらから)。 最近特に、CAMPHOR-を通じて企業の方と交流したり、はたまた自分の研究関連で外部の教員・学生とやりとりしたりしたりすることが増えました。その際にかかせないコミュニケーションツールである"メール"について今回はお話したいと思います。

皆さんはメール作成にどれだけの時間を割いているか、考えたことはありますか?メールの作成というのはその行為自体に生産性、創造性がありません。メール作成に時間を取られる分、自分のやりたいことをする時間は削られていきます。半日メール返すだけで終わっちゃったとか、嫌ですよね。これから記すことはメールを早く書くコツというより、私の経験からこれだけ気をつけていれば最低限印象の悪くならないメールが短時間でかけると思うポイントです。皆さんのお役に立てば、幸いです。

ポイント1:まずはスピード、巧遅よりも拙速

思い立ったらすぐに書いて送ろう

何事もそうですが、すぐにできる小事はさっさと終わらせたほうが楽です。 というのも、相手から届いたメールを見たとき、もしくは「あの人にメール送らなきゃな」と思ったとき、その時点から「メールを作成する」という作業に脳の一部が使われます。たとえ現状5分でメールを作成する能力があっても、前日に閲覧したメールに対する返信であれば、メールのことを考えている時間は1日+5分になってしまいます。メールを早く作成するのは時間を節約して自分のやりたいことを思いっきりするためなので、閲覧して返信が必要であれば即作成にとりかかりましょう。

もう1つ、スピードを重視する理由があります。メールはコミュニケーションなので、連絡が早ければ早いほど相手からの印象は良く、やり取りはスムーズになります。私は連絡をもらったら大体その日に返信します。ちゃんとした返事が遅くなる場合は取り急ぎとして、その旨を返信するようにしています。連絡が遅いとどれだけ文章を丁寧にしても意味はありません。メールは多少不安があっても早く書いて、送信しましょう。

ポイント2:感謝の気持ちで文章を包む

メールを通じて、お互いが気持ちのいい関係を築けたら最高です。メールは他のコミュニケーション方法に比べて、文面のみから送り主の人間性が判断されてしまうので、悪い印象をもたれない工夫が必要です。 私は何かあれば必ず、ありがとうございます、感謝いたします、と感謝を伝えるように心がけています。当たり前なことのようですが、メールでは明示して書かないと伝わらないので意識的に行っています。感謝の気持ちを繰り返し伝えれば、いい印象にならずとも悪い気持ちになる人はいないでしょう。加えて、気持ちを文面に入れることで人間味が感じられるビジネスメールになります。自分の中でいくつか感謝の気持ちを伝えるフレーズを用意しておいて、感謝のメッセージで文章を包んであげてください。

ポイント3:敬語の使い方

ビジネスメール作成に時間が取られる大きな理由はおそらく、敬語が正しいか、相手に失礼な人間だと思われていないか考えているからだと思います。これらに配慮するすることはコミュニケーションに重要ですが、時間をとられすぎるのは考えものです。使い所を分けるために、私は以下の2点に気をつけています。

立場を明確にする

自分は何かを相手に与えるのか、相手からもらうのか立場を考えてみてください。 与えるというのは実際の例だと、自分がもっている物品や情報を送る、自組織の設備を相手に貸す、などです。もらうのはその逆で、多くは依頼ですね。もし自分が何かをもらう立場であれば、普段よりへりくだった文章にします。「〜してください」だったら、「〜していただければ幸いです」に変えます。このような語尾には、「幸いです」「嬉しいです」「助かります」などを私はよく使います。一方、自分が与える側であれば敬語は丁寧語とすこしの謙譲語・尊敬語くらい、必要最小限でいいと思います。

事実にへりくだりはいらない

敬語を使いすぎると、結局何が言いたいのかわからない文章ができあがる、ということが多いです。敬語は、文章において気持ちを伝える修飾です。飾りと中身が半々の長文を読んで、何が言いたいのか理解するには相手もエネルギーを消費してしまいます。これを避けるために、私は事実に関しては丁寧語のみで済ませることが多いです。例えば、「そちらに伺いたいのですが、いつ都合がいいですか?」と聞かれて「木曜日に来てくださると嬉しいです」は冗長なので、「木曜日は対応可能です」とだけ返します。事実というのは、ここでは自分も相手も変更ができない事柄を想定しています。事実に気持ちを入れてもあまり意味はないと思われますので、省きましょう。

さいごに

以前、効率のいいビジネスメールの書き方を調べたこともありますが、大方は考えるべき要点が多すぎて何から気をつけたらいいのか、よくわかりませんでした。ビジネスメールに慣れていない方は手始めに以上のポイントを考えてみて、余力があれば工夫の幅を広げて効率的かつ円滑なコミュニケーションを実現してもらえたらな、と思います。さいごに著者は学生ですので、すでにバリバリメールをさばいていらっしゃる社会人の方は温かい目でこの記事を見てくださるとうれしいです。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

じいちゃん私、博士課程に行きたいです

 先日、お盆で地元に帰省しました。お盆は毎年、祖父母の家に顔を出し、親戚一同でご馳走を食べています。その際、必ず話題になるのは私含めた孫達の進路。じいちゃんたちは、未来ある若者の将来に(もちろん良い意味で)興味津々です。けれど、私の進路が「博士課程進学」と聞くと、博士課程という単語に耳慣れない彼らは、一瞬戸惑ったような不思議な顔を私に向けてきます。親戚内で前例も無いし、このような反応になるのは仕方がないのです。
 実際、博士課程はほとんど認知されていません。息子や娘に「博士課程に行きたいんだけど」と言われて、即座にYes/Noを返せる親は大学の先生ぐらいではないでしょうか。大抵の方はうちのじいちゃんみたいな顔をするはずです。博士課程について検索をかければ無数の記事が出てくるけれど、私の場合は主にじいちゃんと伯父さんに向けて、自分の所見を混ぜて博士課程を説明してみます。皆さんの参考にもなれば幸いです。

博士課程いくと、ぶっちゃけ金稼げるの?

 一番尋ねられる質問です。ほぼ毎年聞かれている気がします。すでに博士課程の実情を知っている人は0.1秒くらいで答えるでしょうが、読者は博士課程を知らないことが前提なので、答えは後で言うことにします。
 そもそも博士課程とは何なのでしょうか?博士課程は大学院の課程の1つです。大学院は、一般的には大学を卒業して次に進学するところ。大学は、卒業すると学士号、というものがもらえます。皆さんは自動車免許を持っているでしょうか。あれは、運転に必要な知識・技能を習得して、その証としてもらえる資格です。学士号も似たようなもので、専攻の学問をよく学びました、という証、資格のようなものです。大学院も概要は同じで、入学すると学生はまず修士号の取得を目指します。修士号の取得後、博士課程へとさらに進学し、うまくいけば博士号が取得できます。以上が大学院での課程です。〇〇号という資格が学士、修士、博士の3種類あって、それらを取得するために課程が設けられています。
 理系の学生は半分〜8割くらい、文系の学生は1割未満、修士号まで取得しているように思います(私の所感なので、詳しいデータは他を参照してください)。理系の学生の場合、日本の企業就職時に修士号を持っていれば、学士号のみ取得している人より初任給が高いことが多いです。つまり金が稼げます。単純に考えると、博士号はさらにお金がもらえそうでしょう?面白いことに、現実はそうでもありません。博士号取得者の初任給を高めに設定している企業は稀ですし、なんなら博士課程卒の学生お断りの企業だって存在します。日本の企業は博士課程の学生に少し、つめた〜いのです。ううっ。世界は事情が違って、博士号を持っていることが企業の研究職においてもスタンダードな文化である(ようです。実際に現地に赴いたわけではないので、こちらも他を参照。)
 結論は、博士課程儲かりません!もし、子供、孫が博士課程に行くといったら、「あと数年、子供の好きにさせてやるか〜」ぐらいの気持ちで見守っていただきたいです。子供の将来に金銭的なリターンを求める場合は、博士課程の進学は要検討です。

じゃあ、数年かけて博士課程って何すんの?

 端的に言うと、研究、です。研究は、(主に大学で学んだ)既存の学問に対して、新しい発見・発明を足していく活動です。新しさには、研究している人の独自性が多分に反映されるため、大学院で行う研究は極めて自由度が高いです。皆、好きなことをやって日々何か発見しているのです。だから研究の楽しさは、本来お金と全く関係がありません。前述の「博士課程進学すると、金稼げるの?」という質問に対しては、やや言い方は悪いけれど「毎日好き勝手してほとんどあなたの役に立たないことしてる人にお金投資したいですか?」という質問が返答になるでしょう。まあ、大体の人は「NO」といいますよね〜。そりゃそうです。
 博士課程に進学する人の動機は様々。小さい頃から科学者になりたかったからという人に比べて、私の動機は結構違います。科学者になりたいと思った経験はないし、小学生の頃は漫画家になりたかったです。小学校高学年から勉強を真面目にやり始めて以降、特に将来の夢はありませんでした。博士課程に進もうとする動機については、今のところ自分探しだと思っています。ええと、真面目に研究やりたい気持ちもありますよ。修士課程では時間が足りないので、博士課程に行くつもりです。だからそんな引いた目で見ないでください。自分探しと言っているのは、博士課程で自分は何に興味があるのか、どこまで研究を突き詰められるのかはっきりと確かめてみたいからです。修行みたいなもんです。一応真面目そうな理由ですが、実生活は至ってのんびり過ごしています。大学院という場所は、こんな人間が1人くらいいても良いおおらかな世界なのかなあ、と感じています。

最後に

 博士課程まで進学すると、大学院の課程は基本的に5年です(医学部など一部の学部では事情が異なるので要注意)。大学まで含めると計9年間で、とても長い学生生活を過ごします。私はあと最低3年親戚に、まだ学生なの?、と言われるの受け流していく所存です。この記事を読んでもらって少しでも事情をわかってもらえると嬉しいですが。まずはうちのじいちゃん、PC持ってないから紙で記事印刷しないと!

.gitignoreをグローバルに適応させるときの留意点

目的

 開発をgit管理する際に、OS Xの場合現れる.DS_Storeをgit initの段階から無視したい。個人的には、Sublime textでProcessingを動かすと生成されるbuild-tmpフォルダも.git管理から除外したい。

方法

以下の記事を引用(内容は本記事でcoverしているので、開かなくても良い)。

グローバルで.gitignoreを適応する - Qiita

初めに、.gitignore_globalを作成し、.DS_Storeなど入れる。 次に、以下のコマンドを叩く。

git config --global core.excludesfile ~/.gitignore_global

または、.gitconfigに以下を直接記述&保存。

[core] excludesfile = /Users/your_user_name/.gitignore_global

留意点として、コマンド自体は.gitignore_globalを有効化するためだけのものであって、.gitignore_globalは~/の中に自分で生成する必要がある。 こんなの留意点でもなんでもないと言われそうだけど、自分のようなgit初心者のために残しておく。

ちなみにgit configは以下で説明されている。

Git - 最初のGitの構成

結果

.gitignore_globalに.DS_Storebuild-tmp/*を書き込み、git管理から除外することに成功!

補足

言語ごとにあらかじめ.gitignoreしておいたらいいファイルのリストはこちら。

github.com

それではより良い開発生活を。

 

HTML/CSS未経験者が所属研究室のHPを全改装するまで

経緯 ーHPをかっこよくしたい!ー

 このご時世、情報発信のツールにWebページは欠かせない。

 私は、とある研究室に所属しているのだけど、もちろんその研究室もHPを運営しています。HPは教授がフリーソフトを使って作っていて、デザインなどにこだわりはありませんでした。正直、かっこいいとは言えませんでした。自分の所属組織のWebページなら、もっとかっこ良くしたいなあと思い、改装に着手しました(昨年5月頃)。

 この時私はまだHTML/CSSを全くさわったことがありませんでしたが、元々プログラミングはやっていて、勉強すればできると予想したので、独学でスタート。

 

HP Ver.1 ー今思えばひどくダサいHPを作ってしまったー

 

 はじめは全部自作することしか頭になくて、良いと思ったWebページのデザインをなんとなく真似て、コードを書いて再現しようと頑張っていました。HTML/CSSクイックリファレンスにはとてもお世話になりました。
www.htmq.com

 

 その時作ったものは今思うと本当にダサくて、教授のHPを批判していたことが恥ずかしくなるほどです。何がダサいかっていうと、構図が微妙だったんです。ガタガタな配置を無理やりCSSで整えようとしていて、結局整えきれていませんでした。Ver.1を作った時は、ページ全体の設計が大事ということを学びました。

 皆さん、素人が初めて作ったWebページは他人に見せない方がいいですよ・・・

 

HP Ver.2 ー恥を捨てて人に見せたら、結構良い感じにー

 さっき人に見せるなと言っといて、自分は人に見てもらいました。えっ?恥をかくのは覚悟の上ですよ〜。恥をかきたくない人は見せるな、という話です。誰に見せたかというと、CAMPHOR-の人たち。とてもたくさんのことを教えてもらいました。

camph.net

 

 コードを直す指導をしてもらう中で、自分が大事かなと思ったのは、以下の3点。

  1. コードのコピペを減らす - より見やすく、構造がわかりやすくなる
  2. コンテンツはHTML、デザインはCSSで内容をきっちり分ける - 後で自分が修正することを考える
  3.  統一するカラーとフォントを決める - 見た目やコンセプトを定める

 1, 2はコーディングにおいては当たり前な気もしますが、当時自分はよくわかってなかったので掲載。3のカラーとフォントはページの印象を大きく変える要素なので、自分が良いと感じたものをちゃんと選ぶために時間を割と使いました。

 

 見出しのフォントはGoogle Fontsから選出しました。サイトは、Serif, Sans Serifなどのカテゴリー分けや、文字の雰囲気による分類がしっかりしているし、文字の太さも詳細にわかるので、フォントが選びやすかったです。さすがGoogle

fonts.google.com

  

 色選びではCoolorsを使いました。見た目の良い色の組み合わせを教えてくれるサービスは他にもあるけど、Shiftキーでランダムに組み合わせを生成できる手軽さが気に入りました。今でもよく使います。

coolors.co

 

 Ver.2は、navigationのメニューを含めたヘッダー周りを整備して、体裁が大分整いました。

  

HP Ver.3 ーBootstrapを使ってサクッと今風に作ろうー

 Ver.2を作った時点で、完全な自作は大変なわりにあまり見た目が良くならないなぁと感じていました。あと、レスポンシブデザインを自作で作るのは辛い。そこで、Webフレームワークを使うことにしました。使ったのは、Bootstrap。

getbootstrap.com

 Bootstrapを使って、一番悩んでいたnavigation barがサクッと良い感じに作れたことには感動しました・・・(参考にしたサイト:グローバルナビ Navbar | コンポーネント | Bootstrap3の使い方)。レスポンシブデザインについても、ほとんど何もせずに対応できました。Bootstrapありがたすぎる。

 細かい反省としては、配置や大きさをCSSで調整する際に、最初はBootstrap内のCSSをいじってしまいました。別ファイルを作って書くことをすぐに学べたので、特にひどいことにはなりませんでしたが。あと、IEでの表示を見る際に、Javascriptが反応しなくて悩みました。IEの場合、ローカルのファイルはアクティブコンテンツを有効にしないといけないらしいです。

 以上の問題をクリアして、Ver.3は研究室の公式HPとして公開されることになりました!結構良いページになったと思っています。よかったら、お時間のあるときにでも見てみてください。

 パターン形成研究室

 

最後に

 HTML/CSSを勉強し始めてから、かれこれ公開まで1年以上かかってしまいました。はじめからBootstrapを使っていればもっと早かったかもしれません。けれど、言語を1から勉強することで、ちゃんと理解して扱うことができたので、少々回り道でも自分のやってきた過程は間違いではなかったと思います(実際Ver.3は2カ月という短期間で作成できた)。

 これからも研究の傍ら、自分が良いと思ったものを作って公開していきたいです。

 ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

 

最近気に入ってる漫画3選

 4〜5月中は、学振の申請書作りにほとんどの時間を費やしていました。詳細は以下。

skstmrty.hatenablog.com

 

 申請書作成では、大量の文章(〜3000字×4項目)を、ものすごく練りに練った濃い密度で書かなければいけなかったので、エネルギーを使いました。このため、作業を一旦止めて頭を休ませる時間が必要で、その時に読んでいた漫画が面白かったので、紹介します。

 

「阿・吽」(作者:おかざき真里

 平安時代の僧侶である最澄空海の物語。歴史は、教科書だと年号・単語の羅列で面白さがよく分からないけれど、漫画にした途端面白くなるので不思議です。多分、ある人物の歴史を事象の羅列として捉えるのでなく、人間ドラマとして描くから面白いんだと思っています。「阿・吽」を読むと、最澄空海の動きや心情がありありと感じられて、正直お坊さんの話をここまで面白く、かつ魅力的に描けることに感動しました。

 さらに作者の描く絵が美しい。特に最澄が湖で瞑想するシーンは、作者の気合いが伝わってきて、ほれぼれと見入ってしまいます。他にも、最澄空海が2人で読経する場面など、絵に熱のこもったコマがたくさんあるので、ぜひ見ていただきたいです。

spi-net.jp

 

僕のヒーローアカデミア」(作者:堀越耕平
 「個性」という特殊能力を人間が持つ超常社会で、主人公緑谷出久がヒーローを目指して成長する物語。主人公たちは雄英高校という高校に通っていて、ヒーローになるための教育を受けています。カリキュラムの名目だけ見ると商業高校や専門学校にありそうな感じですが(授業、実習、インターン、資格取得試験など)、各人の特殊能力とヒーローの要素を加えることでジャンプっぽい派手でアツい漫画になっています。作者が楽しんで描いているのがすぐに分かるくらい、話と絵がノリノリです。筆がノってる漫画は見てて楽しいです。

 もともとアニメが面白くて読み始めました。アニメは今2期で体育祭編をやっています。余談ですが、この体育祭も、成績が良ければインターンのオファーが来やすい、とかで専門学校みたいなんですよね。アニメの方が原作より凝ってる部分もちょこちょこあって、個人的には騎馬戦での常闇くんの活躍はアニメで見た方がわくわくしました。動きが多い漫画なので、アニメも見応えがあっておすすめです。

www.shonenjump.com

 

「王様たちのヴァイキング」(作:さだやす、ストーリー協力:深見真

 高校中退、コンビニバイトは即クビの社会能力ゼロな主人公是枝一希が持つ唯一の特技はハッキング。そんな彼の才能にエンジェル投資家坂井が目をつけ、2人でITの世界に革命を起こす!みたいな話です。ちなみにエンジェル投資家とは、個人で企業に投資する投資家のことで、実際に存在するらしいです。

 プログラミングやっている人には「わかる〜!」と言われそうな話や小ネタが随所に詰まっていて嬉しいし(巻末に解説もあります)、ストーリーはいたって王道なので、ITに関して馴染みのない人でも楽しめると思います。話の中では、主人公が様々な問題(主にサイバー攻撃)をハッキングで解決していくのですが、最新の11〜12巻では、かつて敵だったクラッカー達と共闘して問題解決を目指す胸熱な展開になっています。早く続きが読みたいです。

spi-net.jp

 

 今回紹介した漫画に気になるものがあれば嬉しいです。ぜひ一度読んでみてください。

the HIATUSってバンド知ってます?

 日本のロックバンドって数えきれない程いるけど、その中でもおすすめしたいのがthe HIATUSです。メンバーは男性5人で平均年齢40近く。年齢が同じくらいのロックバンド(ex.バンプアジカン)に比べて知名度は低いでしょうが、曲の1つ1つが超いいんですよ! 

 とりあえず、この3曲を聴いてほしいです。

「Superblock」

www.youtube.com

 おしゃれですよね〜。

 

「Bonfire」

www.youtube.com

 キーボードとドラムの演奏技術が本当に高いです。

 

「Thirst」

www.youtube.com

 個人的に好きな1曲です。ドラムが全体的にかっこいいです。

 

 とにかく演奏が上手い。日本のバンドの中でも特に演奏技術が高いバンドだと思います。ドラムがしっかりしているので、ノリやすいです。

 しかも、歌が演奏に全然負けてないんです。ボーカルがすごくパワーのある声・歌い方で歌ってくれるんですよ。ちなみに歌詞はほぼ英語です。ボーカルは日本人ですが、アメリカに滞在してたらしく発音に不自然さは感じられません。

 

 紹介したのは3曲だけですが、他にも曲はたくさんあります。もっと聴きたいと思ってくれたら、まずはAlbum「Keeper Of The Flame」「Hands Of Gravity」を聴いてみてください!以上、個人的に好きなバンドの宣伝記事でした。

 

 

 

学振を 出さない理由が 特にない(五七五)から、出してみたらという話

 「学振」。大学院生が博士課程に進むのなら、聞いたことがあるはずです。学振とは簡単に言うと、研究者の卵として前途ある学生に100万近くの研究費+月20万の生活費をあげる、という制度です。ほとんどの院生は日々の生活で月20万なんて稼げないので、学振に採用されることを目指して選考書類(申請書)を書くわけです。もちろん強制ではないので、申請書を提出する人もいれば、提出しない人もいます。

 

 今回、自分は、来年から博士課程ということで応募が可能になり申請書を提出しました。申請書を書いてみて、やっぱり「出した方がいい」と思ったいきさつを体験記とともにまとめていきます。

 

 3月、申請書の応募が始まりました。締め切りは所属大学ごとに異なるのですが、私の場合5月の中旬ぐらいでした。書類のフォーマットを見て何を書くか考えていたものの、一ヶ月が出張やらであっという間に過ぎてしまい、当然、申請書は真っ白のまま。

 

 4月に入り、1日から申請書作成を本格的に始めました。一週間過ぎたところで、学振にすでに採用されている先輩と話をして、「4月1日に完成して添削してもらわないとダメでしょ」と言われ、結構焦りました。

 

 焦りがピークに達した4月15日・16日の土日は本っ当に辛かったです。どれだけ考えても文章がいいと思えない。書く内容が埋まらない。そもそも何を書いたら正しいのかわからない。何もうまくいかず、「自分って本当にダメなんだ」と自己否定の極みでした。キーボードを触っていると指が腐っていくような気分になるし、申請書のWordファイルを見るたびに気分が悪くなりました。

 

 助けを求める意味も込めて、自分の中で30点くらいの申請書を教授に見てもらいました。当初は完成したものを見てもらおうと思っていたのですが、時間的にも精神的にも余裕がなくなっていました。教授には、「申請書作成を頭が拒否しているのが文章からわかるので、一回休んでください」と言われました。まあ、とてもひどい内容だったことは明らかです。ただ、しんどい状態を分かってもらえたので、気が楽になりました。簡単に文章の流れを相談し、一週間頭を休めると、自分の研究に対する視野が狭まっていたことに気づき、書くべきことが増え、内容が埋まらない、ということは無くなりました。

 

 書くことが明確になると形になるのは早くて、2週間くらいで7割方完成しました。そのときすでに4月30日で、締め切りまで10日くらいしかなかったけれど、添削をお願いし始めました。学生、先生含めとにかく本当にたくさんの人に見てもらって、15人くらいからコメントをもらいました。コメントをもとにGWも直し→添削→直しを繰り返して、最後に暗記できそうなくらい見直して、提出。しばらくは燃え尽きてぼーっとしていました。

 

 約1か月間本当に大変でしたが、学んだことは多かったです。まず、自分の研究について背景や意義も含めて、ちゃんと体系的に理解することができました。研究に対する自分の思考がまとまったように思います。技術的な面では、言いたいことを伝えられる文章が書けるようになりました。

 これって、研究者が研究するために当たり前の思考と技術だと思うんですよね。確かに申請書作成は時間が取られるし、その間本分の研究は進みません。でも、研究者は研究ができる、だけではなくて、自分で研究費が取れることも必要になってきます。学生のうちは所属研究室のボスがお金を取ってきてくれるけど、自分の研究資金は自分で工面しなければなりません。学振を出すことでその経験がいち早くできると思います。

 だから、月20万もらいたいかそうでないかで学振応募を決めるんじゃなくて、後々必要な能力を鍛える上で取り組んでみたらどうでしょうか。先人の「学振出せ」という言葉もそういう意味が入っているのかなあ、と。だいたい、お金なんて大方の博士学生は困ってないし、稼ごうと思ったら学振以外にも方法はあります。きちんと文章をかけてきたら、直すのも楽しくなってくるし、やってみたらいかがですか、学振。